エステと脱毛について
昨年8月に起こった京都のエステサロンでの脱毛施術後のやけどをきっかけに、日本エステ協会等がコスモライトという機種の使用差し控えを全国のエステサロンに通達しており、その影響もあってエステでの脱毛施術は下火になってきている。
以前にも書いているが、基本的にエステでの医療行為は禁じられているため、一度トラブルを起こすと刑事告訴される危険性をはらんでいる。このため、現在エステでは低額料金に設定しあまり効果のない安全な脱毛施術を行わざるを得ない状況になっている。この脱毛事件では、業者が医療機器と思われるものを美容機として販売した点も問題視されており、エステの現場では脱毛施術を行って良いのかという動揺も広がっている。
毛乳頭や皮脂腺開口部等を破壊する脱毛行為を、エステでは行ってはいけないという厚生労働省課長通知が行政指導のルールとして定着しつつあり、このことは逆にエステでは永久脱毛効果があるような施術はできないという解釈もできる。また、これ以外にもエステでアートメイクを行った経営者が医師法違反で逮捕される事件も起こっている。これらの取り締まりが強化された背景には、従来のエステでの高額なチケット販売等による顧客からの不満や医療行為ともとれる施術を行っても、専門知識が不足しているためにトラブルを引き起こす例が後を絶たないことが要因と思われる。
こういうことから、エステの認証制度が今後導入される予定である。これは、エステで使用できる機種の特定や、エステの資格制度を設けて、知識や技術、ホスピタリテイマインドや法令遵守の精神を持つ人を教育して、エステテイシャンの認定をしていこうというものである。2010年をめどに準備が進められており、現在のエステの状況を正そうという方針と思われる。エステテイシャンの習得技術としては、フェイシャル、ボデイ、ワックス脱毛、メイクアップ、マニキュアなどが考えられており、美容医療との区別が進むものと思われる。