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脂肪吸引の実際について

各種のサプリメントや運動器具などのダイエット用品が巷に氾濫していますが、あまり上手くいったという話は聞きません。これは、一時的には成果があったとしても、それを維持していくことの難しさを示しています。

肥満については成人になるまでの食生活や遺伝体質が関与しており、色々な方法で絞ったとしても脂肪細胞の数が減らない限り効果は持続しにくいことになります。美容外科でも、最近は注射でやせる薬などを用いている所もありますが、効果が少ない上に方法的に確立していないだけに不安な面もあります。

脂肪吸引手術が得意でない医師にとっては都合がよいのかもしれませんが、何か違和感が否めません。多くの新しいものが安全性や効果の問題から廃れていくことより(脂肪吸引でも超音波吸引法はその安全性から行われなくなりました)、従来の効果のある治療法をキチンと行なえるように腕を磨くのが最善のように思われます。

さて、脂肪吸引手術の実際ですが、時に吸入麻酔や静脈麻酔を併用しながら、主に局所麻酔下に形態的な改善を主たる目的として行われます。傷口は目立たない所に1cm程度で、さらにトラッカーという傷口を保護する器具を用いることで傷跡をきれいにすることができます。

多目の水分を脂肪層に入れることで、脂肪だけを吸いとりやすくし出血量を少なくできます。術後重要なのは固定ですが、これをいい加減にした為に痛みが強かったという話も聞きますが、キチンと行うことで翌日から軽作業程度の仕事はできる場合が多いのです。この固定は翌日から一週間程度行います。というのも術後の腫れのピークは2~3日だからです。固定をはずした段階でかなりスッキリした状態になっているのがわかる場合もありますが、組織的になじんで落ち着くには数ヶ月を要します。

このため、痛みやしびれ感は軽度にしろ数ヶ月して回復していくと思っていただいた方がよいでしょう。若い人と年配の人を比べると、若い人の方が脂肪が固いことが多くやや吸引に手間取る傾向はありますが、逆に皮膚の引き締まり効果も高いので治療中に細くなっていくのが実感できる場合も多いのです。脂肪吸引の良さは、部分やせが可能な事と効果.の持続性や即効性であるいえます。

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